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調律師の仕事とは

調律

ピアノ全体を、正確なピッチ(音高)で合わせる作業

整調

内部の部品の動きやバランスを整え、正常にスムーズに発音できるよう調整する作業

整音

全体の音色のバランスや鳴り方を調整・修正する作業

修理

部品の消耗や老化、破損等による不具合を修理・交換し調整する作業

これらを総合して、ピアノをよりベストな状態に近づけ仕上げること。
これは必須条件であり、当たり前のことなのです。

sora-noteの特色

私たち調律師が大切にしなければいけないこと。それは、お客さまが自然体で接することの出来る環境を作りだすことだと考えております。言うならば、「技術≦人間関係」…意外に思われるかもしれません。

音の世界は、形があってないような雲にとてもよく似ていると感じます。表現方法や感じ方は人それぞれで、好みもあり、また気分や体調によっても揺れ動きます。楽器ばかりと向き合い愛情を注いで仕上げても、お客さまとのコミュニケーションなくしては、ベストな音を作り出すことは、絶対にできません。

何を感じ、何を求められているのか、それを雲のような形のない世界から具現化するには、技術者だけの力では難しいのです。他愛の無い会話の一言から、そのヒントを見つけられることもあります。さまざまな会話の一端からイメージされる、音の形、それは、空に現れる雲のように (青雲・茜雲・入道雲・雷雲…) 十人十色、ひとそれぞれの表現方法・感じ方があります。

私たちの仕事は、長年に渡って定期的にご自宅にお邪魔する特殊な職業でもあります。
お客さまがご心配されることなく、普段の生活と同じように過ごしていただけるよう努めるのも、私たちの役割だと考えています。毎年、他人がお邪魔することになります。気遣いされることなく、安心して、お話ができるような空気、これは長くお付き合いさせていただく上で、非常に大切なことだと感じます。

小さなお子さまがいらっしゃるご家庭から、プロで活躍されている方々、イベントやコンサートまでお客さまはさまざまです。
皆さまそれぞれが「自然体」でいられる環境作り。それが、技術の向上と共に、私たちが一番大切にしなければいけないことだと考え、日々活動いたしております。